若き女優への手紙1

Ash記。

そろそろ利賀で必要なものをそろえなければ。
個人のものなら簡単なのに、集団のものとなると買い物もなかなか時間がかって厄介だ。

で、ちょっと稽古場に入るのが遅れたら、稽古場からソプラノの美声が…
川ファクレジデントのソプラノ歌手麻子さんが声だしをしていた。
そして、その後ここ数日課題となっている女優の身体を見て、すぐに的を射た意見をくれる。
「声」の専門家である麻子さんの意見は俳優の台詞術にも十分に適応できるものだ。

ちなみに今日印象に残った言葉。「日本語は下顎に響かせる、日本語以外の言葉を意識して発声することが、別の部分に共鳴させていくことへの一歩となる」「自分の中心(丹田)を持ちながら、空間への広がりを意識することがぶれない秘訣」などなど、わかっていたはずのことでも、また違う視点の言葉で言われると改めて勉強になる。

異ジャンルのアーティスト同士が、気軽に意見を交換できる、こういうところも川ファクで
創作をするということの素敵なところだと思う。

歌手はその身体で音楽を奏でるが、俳優は身体で詩を紡ぐ。
芯のない紡績機ではせっかくの上等の絹糸も織り成せまい。
自らの中心を取り戻す苦行がつづく。

それはとても孤独な作業ではあるけれど、

中心がなければ足場もない、よって、世界もない。

ということを肝に銘じて、今は苦しくても我ん張ってほしい。

苦しいのは、皆同じで、狭い門を通ろうとするならばかならず伴わなければならない痛みである。
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by uronna | 2010-07-27 23:30 | 稽古場日記

復活。


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