エッセイ教室 その4

次の作品です。

---------------------------------------------------------------


小学生のころ今まで自分の知っていた「先生」というものの形を壊した先生がいた
小学校に入る前は、ドラえもんやサザエさんに出てくるような先生を想像していて、多少違えどかけ離れた存在ではなかった
しかし、小学5年生になった年の担任は自分の今までのイメージをぶち壊しにした
まず、常にジャージ姿だというのに驚いた今となっては、そんなに珍しいものではないが当時わりかしちゃんとした格好の先生しか知らなかったのでそのときはすごい変な感じがした
次に自分が好きだからと教室内にプーさんの人形が並べられていた
出入り口には暖簾をかけたり、授業を机を「コ」の字型にして行ったり、気持ち悪いオリジナルキャラクターをよく使うそんな先生だった

とにかく自分のイメージを覆した変な先生だったが、あまり好きじゃなかった学校生活が楽しかった

その先生はそんな変な感じだったから、親からの評判も悪かったらしいしクラス内でも好きな人と嫌いな人に分かれていた
小5となれば生意気な時期で反抗する子もいた
ある日先生が怒ったときの「気に入らないなら俺を蹴れ」と生徒にいったのはまた衝撃的だった
皆、何言ってるのみたいな顔をしていた、のちに数名の男子が本当に先生を蹴っていて
その光景を蹴る生徒と蹴られながらも真剣に生徒を見ている先生に驚きながら眺めていた

小5のイベント自然教室に行った、夜に先生が部屋に遊びに来て先生の作ったカードーゲーム(さっき出てきた先生のオリジナルキャラクターのゲーム)で皆で遊んだり、外の庭で手つなぎ鬼などをして遊んだ
最初クラスに全然知り合いがいなかったが、先生の企画するゲーム等のおかげでクラスにも馴染めていった

クラスでは度々、お楽しみ会みたいなものをしたがある日先生とコントをすることになった
正直あまり乗り気ではなかった
全然セリフとかを覚えられる気がしなかったし、なにより人前でなにかするのがとても嫌いだった

でも、合わせるうちにセリフも覚えたし楽しかった
ちなみに初コントでは主婦をやり、プーさんを産み落とす役であった
クラス内は爆笑の渦でつつまれた

そのころから味をしめて人前が苦ではなくなった

とても楽しかった1年も3月に入り終りが近づいた
5年生最後の日、先生がなぜプーさんが好きかを話してくれた
先生いわくプーさんはクラスの目標だったらしい、プーさんは思いやりがあって好きなことに一生懸命になれるのでそういう子達になってほしいと言っていた

この日17年間の人生の中で1度だけ人との別れで泣いた

あれからプーさんにどれくらい近づけてるのだろうか

---------------------------------------------------------------



とても、いい話ですね…。
あ、でもほめる前にひとつ、あなたは、文章を書くときに「読点」をつける癖を
そろそろつけましょう。読点?まるです。←(これ)モーニング娘。とかの最後の丸。

厳密には「モーニング娘。」に読点がついているのは変なのですが
あなたの文章には読点が必要です。
なんか意図か策略があって読点をつけないというのでなければ、
つけた方が、文章が締まります。キリッとさせておきましょう。

文章に起承転結があるので、短い中にもしっかりとあなたと先生の
心の交感が伝わってきます。先生がどんな風にかわっていたのか、
それでもどうしてあなたがひかれたのか、ということが、
小さなエピソードのひとつひとつから伝わってきますね。

今のあなたがあるのも、その先生の影響が大きいのだね。

最後の二文は、この文章を締めるとても重要なセンテンスになっています。
ここで、ぐっときますね。
人の心をつかむ文章術、というと大げさですが、
よく心得ているなぁ。


プーさん、近づいていると思いますよ。
先生からもらった大切なものをどうか失くさないで、
プーさんの心を持った素敵な大人になってね。
(ところで、今日はプーさんのいる国へ行っているようだねw?)

おつかれさまでした!
[PR]
by uronna | 2012-01-05 15:47 | 稽古場日記

復活。


by kawasaki Alice
プロフィールを見る
画像一覧