神保町の「ゴルドーニ」に行く
2005年 04月 16日
以前から行きたいと思っていた、神保町の演劇専門書店「GOLDONI」を初訪問。
神保町の駅からは歩いて3分ほど。道は思ったよりわかりやすかった。
店構えこそ小さいが、中に入るとその豊富なジャンルの演劇書が鎮座する様に圧倒される。戯曲だけではなく、演劇書も沢山。舞踊からミュージカルまで、なんでもある。
探し物があったわけではなかったが、どれもこれも興味深く、目に付いた本を手当たり次第広げて読んでいた。店主の宮島さんに「荷物をおいてゆっくり読んでください」と話しかけられて、はっと気がつくと、いつのまにか1時間以上たってしまっていたようだ。
宮島さんはとても面白い人で、独自の演劇論を語ってくれた。
それこそ、私の演劇に対する興味の源を揺るがすような、鋭い「演劇界」に対する観察眼。おいてあった雑誌の紹介記事によると、もとは四季の制作さんだったとか。こんな演劇との関わり方もある、というよりむしろ本当に必要な存在だと思う。ハナシは尽きなかったが、時間には限りがあったので、2時間ほどでこの日は暇を乞うた。
宮島さんの話はとても啓発的だし、演劇を真面目にやっている人にはとても優しいのだと思う。役作りに迷う役者から、将来を不安に思う演出家志望者、あるいは駆け出しの劇作家。どんな演劇関係者にも一度は会って欲しいもひとだと思った。
近いうちに戯曲を探しにまた、訪ねたいと思っている。