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「エレクトリックおばあちゃん」by アンドレ

5月4日に下北沢のザ・スズナリでお芝居を観ました!
スズナリは、名前と外装だけ知っていて実際に行くのは初めてでした。
で、行ってみた感想として、趣があってとても良かったです。
とても良かった…!
しかしスズナリの感想だけでも長くなりそうなので今回は割愛させていただきます…!!!

そして本題に入りますが今回観劇したのは、渡辺源四郎商店の「エレクトリックおばあちゃん」
タイトルを聞いた時なんだそれ?コンピューターおばあちゃん?って思いましたが、もともと昔にそういうタイトルの曲があったんですね。
劇中でもエレクトリックおばあちゃんの歌詞を口ずさむシーンなどがあったので、見終わった後にも歌詞のワンフレーズが頭に残ってました。

どういう話か一言でいうと、発電できるようになったおばあちゃんの話、ですかね?
発電おばあちゃんを中心に進む笑いありの明るいコメディシーンと、
停電の起こった病院の暗めのシリアスシーン。
その対比がよかったです。
最初は明るめのシーンが多かったのに、どんどんその比率が変わっていくのです。
じわじわと二つの世界が混じり合っていく感覚。
なんとなく二つが一つになろうとしているけれど、私の頭の中では一番のつながりが見えなくて、水と油のように完全には混じり合えずにいました。
でも、おばあちゃんの本当のことがわかった時にすべてがつながって、
その時に今までの楽しく明るいコメディシーンがシリアスに全部呑まれていってその一部になってしまい、思わずうわぁってなりました。
でもその呑まれた姿が今回の話の本筋なんだとも感じました。
あと、拡散していた光がどんどん絞られて一点に集中していく感じでもありました。最後の最後にその光はおばあちゃんひとりをを強く照らして逃げられなくさせていって、最後まで目が離せなかったです。
全体的にこっちに感情や声をドーンと届けてくる芝居ではなかったですが、それでもやっぱり伝わってくるものはあって、いいなーって思いました。
そして、おばあちゃん役の三上さんが、すごいうまかったなぁと思いました。あくまでも自然になんの違和感もなくそこにいてすごいな~って思いました。
コメディ部分でもシリアス部分でも勉強になるものはたくさんあったので、しっかりインプットした分アウトプットもしっかりしたいです!!


アンドレ
(新3年生)
by uronna | 2014-05-12 10:54 | 劇評、書評、映画評

復活。


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