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巷談宵宮雨

6月9日(木)
クナウカ 若手演出家シリーズ
和敬塾にて

今日から、巷談宵宮雨が公演開始。
宮城さんから初めて聞いた時には「宇野信夫なんてしらないでしょ」が第一声でした。はい、勉強不足のためしりませんでした…。あとからちょっと勉強したら、歌舞伎用に書かれた戯曲で、ちゃんと活字になってちゃんと残ってもいるし、歌舞伎でもちょくちょく上演されているようだ。そしてこれ、怪談なのである。

さて、会場の和敬塾は、前もク・ナウカの葵を観ているけど、駅から遠くて不便な反面非常に雰囲気のある日本家屋があり、なかなか面白い空間を創出できるスペースだ。ちなみに来場者に配られるチラシの中に、ちゃんと和敬塾のパンフも入ってました。男子しか入寮できないらしいのがなんとも悔しいくらい、しっかりした素敵な寮です。これから上京、入寮を考えている方は是非考えてみては?…って、なんで和敬塾の宣伝になってんだ??

しかし、面白かったなあ。
演出はあまり奇を衒ってはいないんだけど、クナウカの役者さんたちは普通に動いてもなんか普通じゃないんだよね。表情や声の出し方、独特かつ幽玄で、この戯曲にとても合ってる!しかも、笑える!私は「トロイア」に出演する韓国人の女優さんたちと演出家のヤンさんをアテンドしてたので、終演後にはストーリーの説明で質問攻めだったのだけど、言葉が分からない上に連日の稽古で疲れきっている彼女たちが、一度も落ちずに楽しめるってことはやっぱりこの舞台すごいと思う。ストーリーはいたってシンプルだしね。生臭坊主の叔父の持ち金めあてに、叔父を毒殺した主人公が祟られる話。(簡単にしすぎか 笑)客の入りは上々。平日の夜でこれだけ席がうまっているのだから、ひょっとしたらもう他の日程も売り切れなのかもしれないけれど、興味がある人は是非足を運んでください。
日程は6/9(木)19:30、6/10(金)19:30、6/11(土)14:00/19:00、6/12(日)14:00/19:00です。
by uronna | 2005-06-10 01:34 | 劇評、書評、映画評

復活。


by kawasaki Alice