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ジャパニーズドリーム

12月18日(日)
毎年恒例の、OLD/NEW 同僚忘年会。
19歳からの二年間、学校をさぼりつつバーテンダー稼業に励んだ思い出の店。残念ながら2年前に店舗はなくなってしまったが、ハードは消えてもソフトは生きてる。みんな、それぞれの道で夢を切り拓いている。
…ここにくると、私はいつまでも19歳で初めて店の扉を叩いたときの、世の中の世知辛さを何も知らなかった頃の子供みたいに馬鹿になれる。自分の子供みたいにかわいがってくれるチーフや仲間と飲んで、喋って、そしてまた飲む。それだけで満たされる、不思議な、そして大切な場所である。

ここ三年、忘年会の会場はずっとジョニー(写真のインド人)のお店。OLD/NEWの厨房で培った腕を生かし、今や都内に4店舗をもつ人気カレー店チェーン「カレー革命」の社長なのだ。ジャパニーズドリーム_a0015614_13173639.jpg
彼のカレーは、本場の味なのに妙に日本人になじむ。キャストはみんな、「また今日もまかないカレーかよ…」とかいいつつも、美味しそうにたべていたものだ。今日は〆にキーマを出してくれたけど、これがほんと、昔から一番美味しい♪


奥さんはまだ24歳で、祖国でモデルをやっていたminuさん。
美しさって、世界共通だなあ…と思ってしまう。ほれぼれするくらいかわいい。これでもう二人の間にはかわいいJr.が二人もいるのだから、すごい。

ジャパニーズドリーム_a0015614_13173528.jpgで、私が店をやめる直前に、渋谷店からヘルプにきてくれてたバーテンダーの李さんも、中国人の彼女をつれて遅れて登場。彼もいまは、赤坂に自分のお店を出し、一国一城の主としてやっている。こちらのお店はまだ行ったことがないけれど、きっとすてきなお店に違いない。だって、私と一緒に働いていたときの李さんは、それはサービスも上手で、店の人気者だったのだから。

ジョニーは、いまでこそ事業家として成功して、こんなににこにこしているけど、ここまでくるまでには大変な苦労があったと言っていたっけ。ジャパニーズドリーム_a0015614_1317358.jpg「まさに、生きるか死ぬかだったからねー」流暢な日本語で冗談めかして言う彼の目は、その苦労が生半可なものではなかったことを物語っていた。李さんもそうだけど、祖国とは別のところに自分の夢を求める人は、ある種の覚悟が定まっていて、あとに引けない思いで夢を叶えようとするからこそ成功を収めることができるのだろう。あたりまえのことだけど、夢を叶えたければそれだけのリスクを負わなければいけないのだ、その覚悟もなく、日々なあなあにしていてはそれなりの成果しか得られない。

ミヌーさんのきれいな横顔を見ながらジャパニーズドリームについて考えていたら、年明けに行くインドについての情報を聞くのをすっかり忘れてしまった。。。
by uronna | 2005-12-19 13:17 | その他のおしゃべり

復活。


by kawasaki Alice