三上博史のヘドウィグにやられた

a0015614_165542.jpg6月24日(木)
新宿厚生年金会館にて、三上博史主演の日本語版「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観た。パルコ劇場でやっていたのを自分の芝居の稽古で見逃していたので、追加公演の今回、どうしても観ておきたかった。当然チケットはソルドアウト、ヤフオクでも倍近い値段がついていたので、木曜の自主休講を利用して開演3時間前に会場へ。しかし既に私の前に20人近いヒトの列。おお、さすがに人気が高いなあ。っていうか、無理かも。と思いながらも頭のなかで関係者チケットの数を予想し、並び続けることに。結果、3時間後に当日券ゲット。連れの分も。諦めて帰ってしまった私の前に並んでいた数名の方、この手の公演は絶対に関係者チケットを20枚以上非常用にとってあるので、キャンセル待ちがでる確率は高いのですよ。

会場には、ヘドウィグの真似をした派手な扮装のお客さんがあふれている。2丁目のほうから流れてきたのかしら。三上博史扮するヘドウィグの登場は上手扉から。途端に観客総立ち、大拍手、大歓声。重低音がズンズン下腹部に響いてくる。映画のヘドウィグに比べ、デフォルトでは男に見えるヘドウィグだが、その分変人ぶり爆裂、存在感絶大。このミュージカルは、ほとんど主役の独白と歌だけで話がすすんでいく珍しい舞台だ。ミュージカルというよりはロックコンサートのノリであるかもしれない。しかし、これがロックコンサートと一線を画すのはやはり主演三上博史の演技力だ。声量はあるが。そんなに歌が上手いわけではない三上博史の歌にあれだけ観客が惹き付けられてしまうのは、歌に入るまでの三上の独白があまりに鋭く切なく、台詞の一つ一つが観るものの胸に突き刺さるからである。ストーリーの独特さと上手さもあるが、ジョン・C・ミッチェルが自作自演したオフブロードウェイ版とも、映画版とも全く異なるヘドウィグ像を作り出した三上博史の熱演にスタンディングオベーションだ。

劇中歌もとにかく良いものばかりだ。こればかりはやはり、日本語でなく英語で聴いた方がいいと思うが・・・。私はサントラを購入し最近毎日聴いている。
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ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ
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by uronna | 2004-06-30 16:56 | 劇評、書評、映画評

復活。


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