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さて引き続いては…

新橋演舞場にて、「東海道四谷怪談」。

本当は、古巣の取手が舞台になっている昼の「一本刀土俵入り」も観たかったんだけど、新橋演舞場は幕見がないので、うまく時間も御金も都合できまへんでした。
く、くやしい~。。。

「四谷」のほうは、高い席しか残っていなかったので半ば諦めていたのが、土壇場で安くチケットが手に入ったので急遽出動を決めたんだけど。

今回の配役は、
    民谷伊右衛門  吉右衛門
    お岩・小仏小平・女房お花  福 助
    佐藤与茂七  染五郎
    奥田庄三郎  錦之助
    四谷左門  桂 三
    伊藤喜兵衛  由次郎
    お岩妹お袖  芝 雀
    按摩宅悦  歌 六
    直助権兵衛  段四郎
という、ニューでフレッシュな感じ(笑)がいいですね!

お岩様の福助さんよかったですよ!
伊右衛門も頑張っていたけど、吉右衛門さんはなんかいい人っぽさがにじみでちゃう感じがしますね^^

いろいろな仕掛けと人間関係を見ていると、南北の頃の歌舞伎っていうのは、どうあっても観客をドキドキさせなければなりたたなかったんだろう、と思う。こうかと思えば実はああで、こうするなりこんなことがおきてさあ、仰天!と、息をもつかせぬ(言いようによってはあざとい)演出で、しかしながら、まったく古びない面白さがあります。

南北の描く、夏の江戸のエンターテイメント。
このグロテスクさ、なかなか真似できるものではないけれど、このグロさの100分の1でも見習いたいかも、しれない。w
by uronna | 2008-05-23 01:37 | 劇評、書評、映画評

復活。


by kawasaki Alice