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ともだちがきた(DVD)

4月22日

市村さんに借りたDVD「ともだちがきた」を見る。阿佐ヶ谷スパイダースプレゼンツ。長塚圭史主演。鈴江俊郎作のこの戯曲は読んだことがある。なかなかシブイ、というか、いい意味でダサイ。この作家は人間の情けない姿を切なく描くことにかけては素晴らしい力量を発揮すると感心した覚えがある。

で、肝心のスズナリの舞台は見逃していたので、今回は初見。しかしDVDでみるとショボいなー、ますます。これは感心してるのであって、決して馬鹿にしてるわけじゃない。このショボさが魅力なんだから。実家でみてたら、身内が「ナニコレ演劇ってまだこんなにダサいの」みたいな顔でのぞきこんでて困りました。ちがうんだあ。これは特別なんだあ~(笑)

で、以下ネタバレだけど、主人公が住む部屋へ死んだともだちが訪ねてくるのが物語の概要。高校、大学と仲良しで、恥ずかしいところもお互いに知り合ってる仲。二人芝居なので、主演の長塚の実在性と相手役の幽霊?としてのキモさがコントラストをなしていい感じ。ともだちの方は、最初は普通の人間なんだけどだんだん存在そのものがうすーくなっていくのが良く表現されている。

最後に長塚が叫ぶ台詞あたりに、鈴江ならではのエッセンスがあり、実際劇場の臨場感のなかで聞いていたら胸をキュッとつかまれたような気分になるかもしれない。

なかなか良かった。途中何度も寝てたが、すぐ戻せるのがいいね(笑)
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by uronna | 2005-04-26 20:14

スーパー歌舞伎初見

4月21日
新橋演舞場にて、初めてスーパー歌舞伎を見る。演目は「ヤマトタケル」スーパー歌舞伎の原点である。猿之介は体調を崩して今回演出のみ。それが残念でならない。もっと早く見ておくべきだったと後悔しきりである。

さて、初めて観るが先入観はたっぷりある(笑)。猿之介一座の取り組みは何かと演劇界に新しい話題を提供して止まないし、こういう姿勢が歌舞伎界にあることだけでも猿之介の存在価値ははかりしれないのではないか。彼が育てた俳優陣が、どういう演技をするのか、以前からとても興味があった。

しかしヤマトタケルとはこういう話だったのか。ただの英雄譚にしないで、タケルの父への思慕を中心にしているところがなんともニクい。これが、猿之介の言う「現代人に真に迫るテーマ設定」なのか。以下ネタバレあり。

タケルは父への反逆をもくろむ兄を心ならずも殺害し、結果父の怒りをかい熊襲征伐に追いやられる。やっとの思いで彼等を征伐すると、今度は東国を平らげよと従者タケヒコだけを供に東へやられる。草薙の剣のご加護をうけ、東国も平定するタケル。だが、父帝はその働きを賞賛しつつも新たに伊吹山の山神を退治せよと命ずる。どこまでも父の愛を得る為に奮闘するタケル。だが、草薙の剣を置いてくるという慢心が災いし、山神を倒しつつも致命傷を負ってしまう。父と大和の国を恋しがりながら、翼があればと願うタケル。だがその命の炎は虚しく潰える。大和の国ではタケルの葬儀が盛大に執り行われ、その墓からは一羽の白鳥が飛び立っていく。それはタケルの魂のように、自由に空をかけていくのだった。

どこまでも父の愛を信じ、その優しい言葉を待って戦いに明け暮れるタケルの姿が、切ない。カーテンコールでようやく父帝から手を差しのべられるタケルを見て、思わず涙を誘われてしまう人も多いのではないか。巧い演出だなあ、とカーテンコールに感心してた私。宙乗りは期待しすぎてて以外とショボいな、と思ってしまったけれど、総合的にはかなり満足できる内容だった。

この回はタケル=段治郎、タケヒコ=右近だった。この二人に不満があるわけではないがやはり猿之介のタケルが観たいなあと思ってしまうのは私だけではあるまい。師匠が偉大過ぎるというのも大変だ。あと笑也さんはシュッとしてて綺麗。声が本当に女性みたいで驚いた。

ちょっと観るのが遅かったが、色々勉強になる舞台だったと思う。
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by uronna | 2005-04-26 18:10

神保町の「ゴルドーニ」に行く

4月16日(土)

以前から行きたいと思っていた、神保町の演劇専門書店「GOLDONI」を初訪問。

神保町の駅からは歩いて3分ほど。道は思ったよりわかりやすかった。
店構えこそ小さいが、中に入るとその豊富なジャンルの演劇書が鎮座する様に圧倒される。戯曲だけではなく、演劇書も沢山。舞踊からミュージカルまで、なんでもある。

探し物があったわけではなかったが、どれもこれも興味深く、目に付いた本を手当たり次第広げて読んでいた。店主の宮島さんに「荷物をおいてゆっくり読んでください」と話しかけられて、はっと気がつくと、いつのまにか1時間以上たってしまっていたようだ。

宮島さんはとても面白い人で、独自の演劇論を語ってくれた。
それこそ、私の演劇に対する興味の源を揺るがすような、鋭い「演劇界」に対する観察眼。おいてあった雑誌の紹介記事によると、もとは四季の制作さんだったとか。こんな演劇との関わり方もある、というよりむしろ本当に必要な存在だと思う。ハナシは尽きなかったが、時間には限りがあったので、2時間ほどでこの日は暇を乞うた。

宮島さんの話はとても啓発的だし、演劇を真面目にやっている人にはとても優しいのだと思う。役作りに迷う役者から、将来を不安に思う演出家志望者、あるいは駆け出しの劇作家。どんな演劇関係者にも一度は会って欲しいもひとだと思った。
近いうちに戯曲を探しにまた、訪ねたいと思っている。
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by uronna | 2005-04-16 02:17 | 舞台のおはなし

始まってしまった。。。

4月12日(火)

ここんとこ更新さぼってました。ごめんなさい。
学校が始まり、何かと気忙しい季節です。もう4年かあ。単位はもうほとんど必要ないのだけれど、オンカンも4年目にしてなかなか形がととのって面白い授業が増えてきた。上野での講義もプロジェクトとのかねあいを気にすることなくとることが出来る。こうなると、単位が足りているからといってとらないのもばかばかしい。だいたい、学士号なんか始めからいらないのだ。

そんなわけで、今年は卒制メインだけど、普段は劇作を中心に活動を進めて行きたいと思う。演出ももちろんだが、劇作については今、やらなきゃいけないことが沢山あるような気がしている。
自分で納得ができるような作品がかけるように、もっと努力しなきゃなあ。

つれづれ。。。
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by uronna | 2005-04-12 02:15 | 学校生活

復活。


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