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利賀演出家コンクール

夏利賀での演出家コンクール、第一次審査を通り上演審査に出品することになりました。久しぶりに、創作の現場に立つことになります。

上演作品は、サラ・ケインのBlasted。
昨年のサイコシスに引き続き、サラづいている。というか、最初はあまり好きになれなかった彼女の作品にとてもいま、はまっている気もする。
たぶん出品する演出家の中でも、経験や年齢の面でかなりヒヨッコ組だと思われ。
ヒヨッコにはヒヨッコなりのチャレンジの仕方があるだろうと思い、奮起する。
さて、プランを組み立てなくては…。

全国のサラ好きの皆様(いるのか?)
是非お力添えをお願いします。

Ashleycat
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by uronna | 2005-06-30 15:45 | 舞台のおはなし

QUEEN MUSICAL

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6月23日
新宿コマ劇場にてWE WILL ROCK YOU.観劇。

オープニングのダンスがあまりにダサくて驚愕してたら、それも演出だった。しかし、その後も郡舞はかなりタイミングがずれていて少々見苦しかった。もっと練習してくれ…。
ストーリーは、結構子供っぽい。先の展開も完全に読めるし。それでもなかなか楽しめてしまうのは、クイーンの音楽が文句なしにいいから、それに尽きる。
役者さん、歌は巧いし声量にとにかく圧倒されるのだが、一人一人気になるところがない。つまり、個人的にかっこいい!とか魅力的!とか感じてファンになるようなことはないということだ。
まあ、それでも休憩入れて約三時間、飽きずに観ることができる工夫は十分に凝らされている。客席でポップコーンなんか食べながら観ることが出来るのも、ミュージカルと言うより映画や野外ライヴのような気軽さで、ふだんあまり舞台をみない人でもかなり楽しめるんじゃないだろうか。
欲を言えば、映像はもっと凝って欲しい。私でも創れる程度のセンスない映像にはちょっと引いた。折角照明やセットに金をかけてもあの映像が台無しにしてしまう。もっとCOOLな映像作家さん使おうよ。
しかし久しぶりにロックっていいな~と思ったわけで。クイーン好きなら一度見にいってみるのもいいと思うのだった。

写真はフレディ像。
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by uronna | 2005-06-29 17:45

音楽環境創造科の大学院および北千住移転


ついに音環も、大学院の設置について動き出した模様。
というか、来春卒業のウチの学年にとっては、かなり気になるニュースだろう。
と客観的に書いている私は、いったいどうしようというのか…。
ま、なるようにしかならんのだがね。

北千住への移転計画の概要はこちら
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by uronna | 2005-06-25 15:41 | 学校生活

しずおか舞台芸術際「アンティゴネ」「トロイアの女」

6月18日(土)
最近私事でごたごたしていて、クナウカの静岡公演にいくのはすっかりあきらめていたのだが、宮城さんの取り計らいにより、いけることになった。感謝×1000である。

しずおか舞台芸術公園に足を踏み入れるのは、実は初めて。
ついたらすぐに、利賀で知り合った友達に声をかけられたりして、やっぱりここは利賀と同じ、鈴木さんの牙城なのだということを実感。SPACで活躍している子も何人も居て、久しぶりにみんなの顔を見れて嬉しい。
行きのバスで一緒になったキャロル女史は、ニューヨークの大学の研究者で、今日本の演劇を研究しに来日中とのこと。クナウカの稽古でもなんどか顔を合わせていたが、宮城さんの演出がかなり気に入っている模様。以前にニューヨークでクナウカを見たとき、美加理さんの記事を書いたこともあるらしい。

さて、着いて早々の演目は、楕円堂での「アンティゴネー」。北九州のうずめ劇場による演目だが、ここの演出家ペーター・ゲスナー氏は東ドイツ出身。彼も二年前に劇団員を引き連れて利賀に参加しているので、面識がある。出ている役者陣もほとんど知っているので、期待も高まる。
アンティゴネーが若く、イスメーネが都市の離れた姉くらいの設定。クレオンもハイモーンも、股間から突起物をはやして髪の毛を結わえ、実際の姿と去勢との乖離がばかばかしいファロセントリズムをモロにアピール。相変わらず、感情的なものを排除したドイツ人らしいクールな演出をしていたが、キャロルは気に入らなかったようだ。アンティゴネーはとても好きな芝居らしい。
最後に演出家がテレーシアスとして表れ、墨を塗りたくられて天井から吊るされる、という趣向は絵的にはとても綺麗だった。なにがそう思わせるのかわからないが、私にとっては「ドイツ人らしいなあ」と思う演出なのである。音の使い方、暴力の使い方、色の使い方、などみんな。いま世田パブでやってるシャウビューネのノラをビデオでみたときも、似たような印象をうけたんだよね…。

さて、トロイアの方。
こちらは野外劇場「有土」にて。
韓国の劇団「旅行者」とのコラボレーション。造り始めるところから観ているので、完成形が楽しみで仕方がない。一週間前に静岡入りしてから、きっとまた大分変わったに違いない。
最初のアテナ、ポセイドンのやりとりは、男性陣で英語により演じられる。ポセイドン二人、アテナ一人。アメリカ、キューバ、イギリスを髣髴とさせる服装。
ヘカベは裾が半径3mくらいありそうな白い服を着て、舞台中央にうなだれている。そこにトロイアの女たちが兵士に脅されて連れてこられる。背後ではポリュクセネが敵兵に陵辱され殺されるシーンを、兵士が口に含んだ水を彼女に吹き付けて楽しむという暗喩的な処理で見せている。ここはヤンさんがいちばん苦労したところではないだろうか。クナウカの役者さんたちと話し合いを重ね、作り上げていったシーンだった。
カッサンドラは、韓国の女優チェ・クッヒさん。彼女が狂乱の中で舞い踊るシーンと、ヘレネ(杉山さん)が迎えに来たメネラオスを説得するシーンは、ある意味ヤンさんと宮城さんのこの戯曲への捉え方、あるいは演出法の違いが顕著に出たような気がする。どちらがいい、なんてことはあえてここでは書かないが、帰りのバスのなかではキャロルとその話でずっと盛り上がった。
総合的に、とても良い出来だったと思う。

6月22日、23日、名古屋市東文化小劇場にて、同じ演目の公演がありますので、見逃した方、お近くの方はどうぞお運び下さい!
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by uronna | 2005-06-18 16:03 | 劇評、書評、映画評

巷談宵宮雨

6月9日(木)
クナウカ 若手演出家シリーズ
和敬塾にて

今日から、巷談宵宮雨が公演開始。
宮城さんから初めて聞いた時には「宇野信夫なんてしらないでしょ」が第一声でした。はい、勉強不足のためしりませんでした…。あとからちょっと勉強したら、歌舞伎用に書かれた戯曲で、ちゃんと活字になってちゃんと残ってもいるし、歌舞伎でもちょくちょく上演されているようだ。そしてこれ、怪談なのである。

さて、会場の和敬塾は、前もク・ナウカの葵を観ているけど、駅から遠くて不便な反面非常に雰囲気のある日本家屋があり、なかなか面白い空間を創出できるスペースだ。ちなみに来場者に配られるチラシの中に、ちゃんと和敬塾のパンフも入ってました。男子しか入寮できないらしいのがなんとも悔しいくらい、しっかりした素敵な寮です。これから上京、入寮を考えている方は是非考えてみては?…って、なんで和敬塾の宣伝になってんだ??

しかし、面白かったなあ。
演出はあまり奇を衒ってはいないんだけど、クナウカの役者さんたちは普通に動いてもなんか普通じゃないんだよね。表情や声の出し方、独特かつ幽玄で、この戯曲にとても合ってる!しかも、笑える!私は「トロイア」に出演する韓国人の女優さんたちと演出家のヤンさんをアテンドしてたので、終演後にはストーリーの説明で質問攻めだったのだけど、言葉が分からない上に連日の稽古で疲れきっている彼女たちが、一度も落ちずに楽しめるってことはやっぱりこの舞台すごいと思う。ストーリーはいたってシンプルだしね。生臭坊主の叔父の持ち金めあてに、叔父を毒殺した主人公が祟られる話。(簡単にしすぎか 笑)客の入りは上々。平日の夜でこれだけ席がうまっているのだから、ひょっとしたらもう他の日程も売り切れなのかもしれないけれど、興味がある人は是非足を運んでください。
日程は6/9(木)19:30、6/10(金)19:30、6/11(土)14:00/19:00、6/12(日)14:00/19:00です。
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by uronna | 2005-06-10 01:34 | 劇評、書評、映画評

ニッポニア・ニッポン

6月8日(水)
最近忙しくて全然更新できませんでした。
すみません…

さて、今日は戸賀村で出会った気鋭の演出家?西さんの「ニッポニアニッポン」観てきました。チラシを目にしたときから、「なんだこりゃあ〜」的なガツガツパワーに溢れてて、これは絶対見なきゃな、っていう感じ。本当は次の日に観にいこうとしていたのですが、クナウカのランスルーが次の日になっていたので急に変更して宮城さんにご一緒させていただきました。

この企画を知ったらまず、阿部和重を劇化?ってびっくりする人がほとんどだろう。
私は阿部はけっこう「ダメ」なんだけど(笑)劇化の試みにはかなり興味を引かれました。しかもニッポニア…は確かに面白かったからな。ちょっと到着遅れてしまったので、最初暗転中ずっとしゃべってるところはアゴラの1Fでモニタ観劇でした。

しかし、ギラギラしてたなあ。
役者さんたち、ずっと寝ていないという噂も聞いていたのだけど、非常に納得。なにか追いつめられた感がずーっと浮遊しているような、そしてその焦燥感すら計算に思えてくるような、演出家の「狙い」の舞台でした。シンプルなセット+リピート多様の台詞まわしは「これぞ西さん演出!」だったけど、それに加えてあの「飢餓感」みたいなのは新しい境地に達したのかもしれないと思わされる微妙なスパイスで、飽きずにずっと見させてもらえました。初日ってことで、まだいろいろ問題があったのかもしれないけれど、最終日までにはそれも完成してしまうのかも。
この脂ぎった感じが、胃もたれしないのが西演出のすごいところだろうか。
「運命になんか、何の意味もない」ってことを、自分の身をとおして知った演出家が、共感してやまない阿部和重になろうとした、これは舞台だったのかも。
一見の価値は、ある。
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by uronna | 2005-06-10 01:05 | 劇評、書評、映画評

復活。


by kawasaki Alice
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