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ひさしぶりに学校の話

行った。
といっても、プロジェクトは大学ではなくおなじみ「にしすがも創造舎」で行われているので、取手でも上野でもなく、西巣鴨へ。そういえばせっかく取手に住んでいるのに、2か月くらい取手キャンパスに行っていない…。講義とってるのに(爆)。

市村さんが、うちのプロジェクト主体の新しいユニットを立ち上げるという爆弾発言?をしていて、詳しい話をしにいったのだが、もうチラシもできていて驚く。さすが敏腕プロデューサー!…なんで持ち上げてるんだろ、私?

もちろん魂胆は、年明けのク・ナウカ、インド公演に全日程随行できるように工作してもらうため、なのであるが…。(卒業制作の口頭試問とかぶってしまったのである。)口頭試問ってだいたい、何をするんだか。。。卒業できなくなるのだけは嫌なので、せんせえ、頑張って下さい。

いよいよ11月も終わりますなあ。。。先生の走る月は目の前にきてますから。
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by uronna | 2005-11-29 22:57 | 学校生活

あの頃のワイン話

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今日は実家でちょっとしたイベントがあり、思い出のワインを開けた。初任給で買ったCH.ムートン ロートシルト97年である。

隣に寝ているボトルは…
多少ワインに詳しい方ならご存じだろうから名前は敢えて書かない。一時はソムリエの資格をとろうかと真剣に考えたこともあった学生時代(って、いまも学生だけど 笑)、ワインにはまりまくっていた私にとっては手の届かないあこがれのワインだった。…頂いたのだがこちらは2001年、まだ開けるには早いので、このまま5年寝かせておくつもりである。かわりにムートンを抜栓した。

しかし驚いたのは、さぞかし重厚な赤ワインだろうと思っていたのに、なんとも飲みやすく、それでいて一言では言いつくせない味わいがあるワインだったこと。
マグロの赤身にもタイの白身にも合う赤ワインなんて、初めての経験である。
噂には聞いていたが、長期熟成型のワインは、年月を経れば経るほど渋みがなくなり、まろやかになるというのは本当のことだった。
不純物は澱となってボトルの底に深く沈み、透き通るような不思議な赤色がグラスの中に揺れている。やば、一気に全部飲めそう…と思ったが、衝動は抑えてお行儀良く少しずつ頂きました。

ワインの澱を見ていると、自分の5年分の思いがそこに溜まっているような気がして、なんとなくしんみりする。そのワインを買ったときのことを思い出し、親を騙して?ワインセラーを設置してもらったことを思い出し、そんなワイン道楽をもうできなくなるような道に踏み出した頃のことを思い出し、現在自分がいる場所のことを思う。

後悔はしてないですよ。

5年後に、左のワインを開けるときはどんな風になっているだろう。すこしはそのワインにふさわしい大人になっていたいものだ。
…今から、楽しみ。^^

ash_yamaneco
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by uronna | 2005-11-27 23:59 | その他のおしゃべり

大地真央のマイフェアレディ

11月27日(日)

マイミクのゆうちんに誘われて、帝劇にてマイフェアレディ観劇。

去年、上野の大学院の講義でピグマリオンとマイフェアレディの戯曲をずっと読んでいたので、実際に演じられるものには興味があった。映画のマイフェア…とはたしてどの位違うのかも知りたかった。ヒギンズが私にとっては縁のある石井一孝さんだったし。

年齢層は若干高め。
女性が多いのも、帝劇の観劇にはいつものことである。勝手知ったるこの劇場、女子トイレの混雑を避ける方法ならいくらでも知っている。いや、そんなことはどうでもいいか。

オープニングを見ながら、「これぞミュージカル!」というステレオタイプについてずっと考えていた。紗幕に薄く明かりが入って、板付きの役者たちがポーズ、オケの盛り上がる所で紗幕があがり、役者がスピーディに動き始め、小芝居がしばらくしたところで明かりがかわって真打ち登場!みたいなの。これでいまから始まる芝居はミュージカルなのだ!という覚悟ができるのは私だけだろうか。ありきたりだけど、必要な形式なのだろうか。うーん、善し悪しはなんとも言い難いけれど、安心して観られることは確かなのだ。

しかし、一幕の演出はなんとかならんかな。
あの有名なナンバー、「広野に降り注ぐ雨」が始まるまでって、ほんとに退屈。
戯曲通りにやればいいってものではないでしょう。時代も場所も違うんだから。(どこかで聞いたことのある駄目だしだ 笑)。変えられないものなのかなあ。
大地真央で、東宝で、帝劇だから、もうこれでいいってことになっている気がする。
いっそのこと、東宝がマイフェアレディではなくてピグマリオンを上演したらどうなるんだろう?なんて考えてしまった。まあこれは帝劇ではなくてあきらかに、新たに作られる芸術座向けの提案ではあるけれど。

それにしても、音楽の力って偉大。。。今さらながらに何を言うか、という感じだけど、「アスコット競馬」の曲なんて、悔しいけど最初の数小節聞いただけで胸、踊るもん。クラシックなこのミュージカルの魅力は、ステレオタイプにステレオタイプを重ねた磐石の取り合わせから生まれる安心感に他ならないのではないか?

つまらないものを見た、という気にはならない。大地真央と森光子を一緒にするのはいろいろ問題もありそうだが、観客の気持ちとしてはあまり大差ない。「一度見ておくか」というタイプのもので、見終わった後「いつまでも若いわねえ。」「かわいかったわねえ。」とごくまっとうな感想を述べながら、みんな「なんかいいものを見た」ような気になって帰っていくのである。

もちろん私も、ご多分に漏れず「一度観られてよかったなあ」と思いながら家路についたのである。自分の出自であるミュージカルについていろいろと考える機会となりそうだ。声を小にして言っておくと(←こんな表現があるのかは疑問)今でもミュージカル、好きなの。


有楽町は、もうミレナリオの準備をしていた。
ことしもそんな時期なのですね。
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ash_yamaneco
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by uronna | 2005-11-27 22:46 | 劇評、書評、映画評

「砂と兵隊」青年団新作

11月25日(金)

こまばアゴラ劇場にて。19時半から。

青年団の演目に関しての個人的なデフレスパイラル。
まず、自分で行きたいと思って申し込むくせになぜか劇場に向かう足が重くなる→家をでる時間がギリギリになる→井の頭線代をケチって渋谷から歩く→ますます足が重くなる→青年団の場合おおくは客入れ中に芝居がはじまっていることを思い出すが間に合わない→劇場につくのがギリギリになる→一番うしろの席になる→天井があたまのすぐ上に迫っていて圧迫感を覚える→ますます気分が重くなる→次回頭からリピート…

まあ、早く行けよって話ですが。

正直、いちばん後ろの席はおすすめしない、天井部分が完全に見えなくなり、ハイビジョン放送を見ているみたいになるのだ。今回は天井から砂が降っている演出。上まで見られないと楽しみも半減したような気がしてしまう。

ま、前置きが長くなったけれど感想。(劇評なんかじゃなくて、感想ね。)
砂時計を思わせる舞台美術が良い。
行軍する人間、それをつつむ砂、それを包む袋。

欠けてはいけない1ピースを欠いた家族。

どこかにいるかもしれない、いないかもしれない、従軍中の夫を探す妻。

世間知らずの新婚夫婦。

進むことを義務づけられた兵隊たち。

敵。

観念的な世界を、日常的なトーンで描くのはいつものこと。
でも、今回はいつもよりもずっと普通っぽさがぬぐい去られていた。
設定からしても、こんなに非日常的な絵柄は珍しいのではないかと思う。そしてこんな絵柄の中で青年団の芝居を見てみると、彼等のしゃべっている言葉は日常会話なんかではないことに気が付く。平田さんの戯曲はよく「女子高生がマックでだべっているような」自然なものだと言われていたが、はたしてそうだろうか?こんなこといきなり話すやつがいるか?みたいな会話が多くはないか?S高原や、その河を越えて〜などを見た時にも思ったのだが、平田戯曲の登場人物は、現実世界にいたらあまりお近づきになりたくない人ばかりである。人間って、もっと愛らしくない?って思ってしまう。

もちろん、そこに平田さんの言葉の強さというか、真髄みたいなものがあるのだろうと思うが。人間讃歌みたいなものはそこには決して描かれない。「いいないいな、人間っていいな」って思いながら劇場をあとにすることはまずないのだ。
悲劇ばっかりやっているというク・ナウカよりも、悲劇的な匂いを私はずっと青年団という劇団に嗅ぎとっているのだが、それは強ち間違いではないのだろうか。
生半可に善し悪しを言えない所はとても似ているけれど。

帰りにご飯を食べていたら、隣の席はあきらかに関係者っぽかったのでおとなしめに飲みました。おかげで安くあがった…(笑)
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by uronna | 2005-11-25 23:15 | 劇評、書評、映画評

テュリャテュリャ

11月24日(木)

突然だけど「一週間」ってロシア民謡。

月曜日に市場へ行って糸と麻を買ってきた♪

火曜日にお風呂を炊いて
水曜日にお風呂に入り

木曜日に友達が来て
木曜日は送っていった

金曜日は糸巻きもせず
土曜日は遊んでばかり

友達よこれがわたしの一週間の仕事です♪


だれもが思う、こやつは一週間に一度しか風呂にはいらんのか?とか、これが仕事ってなんのこっちゃねん!っていう疑問はまあ、ともかくとして、

金曜は、何をしたんだろう?って幼心に思っていた。

だって、ほかはくだらないことにせよ皆なにかしているのに、金曜日だけは「もせず」だよ。へんじゃない?

…でも、なんとなくこれが今日理解できた。
つまり、何もしなかったのだ。本当に。
しなければいけないことがあるのに、何もしたくなくてさぼるという心境が、突然今日理解できた。中国から帰ってきた荷物を整理しなきゃいけないのに、バイト先に連絡しなきゃいけないのに、たまったメールを整理しなきゃいけないのに、先生に連絡しなきゃいけないのに、食事をするのもシャワーを浴びるのも面倒な気がしてしまう、そんな心境がたしかに存在した。ごはんも食べなければ、テレビもみなかったけど、別に寝ていたわけではない。

だからなんだって?
いや、ほんとうに何もしなかったんだという報告でした。
何の布石でもなく…テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ〜ってなもんですね。ラララ〜♪
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by uronna | 2005-11-24 23:47 | その他のおしゃべり

かわいい。

11月23日(水)
今日は、どうやら全国的に休日らしい!
…ということに昨日気がついた。
(昨日の夜、旧友と久しぶりに会うことにして有楽町で待ち合わせをしたところ、やたら混んでいて、火曜日なのに??と思ったのだ。)

で、今日はSFCのHCD(なんだそれ、って感じだな。書き下し文はエスエフシーのホームカミングデー、まだ意味不明なところは本当に漢文に近い難易度 笑)。
HCDってのは、卒業生対象に一年に一度やるイベント。キャンパスへお帰りなさい、みたいな意味だと思ってたけど、ことしはなんか六本木ヒルズで開催。まあ、藤沢までみんななかなか足が向かないんだろうね。過去に二度ほど行ったことがあるが、ことしは忙しいのでパス。でもHCDに出席のため地元からでてきている友達とは会うことができた。久々にゆったりとした時間♪

それから、豊島区公会堂へ。
豊島区の「文化創造都市宣言」の記念イベントで、出席してくれと先生からメールがきていたので行った。人が足りてないから呼ばれたのかと思っていたが、外まで人が溢れるくらいの大盛況ぶり。確かに内容は豪華で、狂言「鐘の音」野村萬(人間国宝)、野村万蔵/特別講演「文化で日本を元気にしよう」文化庁長官 河合隼雄 なんて書いてあった。何気なく舞台に目をやると、知り合いの舞監が働いていた…。

この「鐘の音」はかなり面白い。
狂言って、本当に「ばかばかしいこと」をおおげさにやるんだよね。そこが何とも言えず「かわいらしい」とか思ってしまう。この話だって、「鐘の値を聞いてこい」と主人に言われた太郎冠者が、「鐘の音」と勘違いして、鎌倉のあちこちの鐘をついて聞いてまわる、というなんともかわいいカンチガイの話。鐘の音をいちいち声で表現する所がまた「かわいい」、そして人間国宝の野村萬さんの笑顔は本当に「かわいい」。

何日か前の日記でも話題にしていた「かわいい」という価値観…私はかなり大事にしているということが、今さらながらよくわかった。

久々に買い物などして、そのあとは昔つとめていたバーのチーフが店長をしている店へ。池袋一、といわず、私は東京一居心地のいい店だと思っています。スパークリングワインとチーズの盛り合わせ、サービスしてもらいました。このSWのボトルがまた小さくて思わず言ってしまった 「かわいい!!」
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by uronna | 2005-11-23 00:08 | 舞台のおはなし

ただいま〜☆

11月21日(月)

「トロイアの女ツアー」一行、無事に成田へ帰ってきました!

演出家のみ、寧波に残って視察ですが、ほかは全員無事に帰国です。
とりいそぎ、ご報告。(^^)v

ネット事情とパソコンの不調で向こうから更新できなかったので、リアルタイムに情報をお伝えできなくて残念でしたが、写真などちょこちょこアップしていきますねー。
今日はとりあえず、眠いので、寝ます(笑)。
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by uronna | 2005-11-22 00:13 | ク・ナウカ演出助手日記

閉会式+屋台の拉麺♪

11月20日
午前中はゆったりフリータイム。
みんな町中にくり出したりしていたが、私はどうも調子が悪く、ホテル周辺でぱよぱよしていた。BESETO公式プログラムでは「若手演劇人の育成」というテーマでシンポジウムが行われていたようだ。

夜は盛大に閉祭式。
各国二つずつ出し物をすることになっている、ときいていたのだが、結局中国はなにもしていなかった気がする。ク・ナウカ女優陣による、鎮魂歌の披露。袖から見守る演出家の図。
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宴がはけたあと、もう一度昨日の「美麗老師」を見に行くことに。
実は昨日は肝心のところですこし落ちてしまい(汗)、内容がよくわからないままだったのだ。BESETO委員できている評論家の大岡さんが「滂沱の涙」だったと皆に言ったらしく、ホテルから劇場に向かう人多数。そうだったかなあ…?と半信半疑ながら同行する私。途中のタクシーで「昨日御覧になったんですか?…泣いたんですか?」と聞かれ、「いや、私は泣かなかったんですが…」と言うと「やっぱりサラケインをやるような人は泣かないんですね」と言われた。…そんな、ひとを冷血漢のように…^^;

二度めに見ると、一回目に見落としていた面白いポイントがたくさん見つかって、相当楽しめた。主役の女優さんがとにかく歌がうまいということに、宮城さんも満足していたようである。○○にツルとかなんとか言っていたけど 笑。

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その後大岡さんの足しげく通うラーメン屋へ。
あまり衛生的には良好とは言えなさそうだけど、手のべでぱぱっとつくってくれて、しかもあっさり味でおいしい!日本のラーメンって、ほとんどは油が多すぎて苦手なんだけど、このくらいあっさりした味ならむしろ好きになれる。人のよさそうなお店のとうちゃんとかあちゃんは、私が撮っているこの携帯カメラにやたら興味を示していた。
ク・ナウカ演出家と若手演劇批評家と、百景社の制作、ラーメンを食すの図。

ash_yamaneco
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by uronna | 2005-11-20 22:36 | ク・ナウカ演出助手日記

オフ@寧波

11月19日
今日は久々のオフということで、みんな買い物や散策にくり出しました。

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月湖のほとりで二枚目俳優(但し今回は舞監助手)に侍る女優&スタッフの図。(侍っているのか?)記録係の森ちゃん撮影。休日までよく働く★

中国演劇祭の演目が、昼に一本と夜に一本あったので、私は途中で抜け出して劇場に向かった。一本目は「黄土謡」。劇場がやたら立派。NHKホールなみ。中国人に習って甘栗を食べながら観劇。これがまたうまいんだ。笑
こちらも舞台は大掛かりで、なかなか見応えのある芝居だった。日本でいうなら、文学座とかのカンジ。(ほんとかなあ。)最後に雪が降るシーンは、蛇足だったと思う。

で、一旦ホテルに帰ってしまったら、二本目の京劇を見逃すはめに。
別に寝てしまったわけではなく、劇場の場所をチェックしていなかったら「やたら遠い」ことが判明したのだ。1時間前にホテルを出ようとしていたら、「ここから2時間かかる」って。事前に誰か教えてくれょ…(涙)。

しかたがないので、市内でやっている別の演目「美麗老師」を見にいくことに。(べつにこれ、美しい年増の先生って意味ではなく「メリー先生」位の意味です。)
パンフ見たら、ミュージカル版二十四の瞳か?と予想できた。面白かったが、基礎知識がなさ過ぎるので劇評みたいなものは控えます。

ホテルに戻ったら、明日帰る韓国の女優さん二人の送別会が盛大に開催されていた。
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by uronna | 2005-11-19 12:03 | ク・ナウカ演出助手日記

本番終了&アフタートーク

18日は本番。a0015614_1210519.jpg 昼公演のため、朝からかなりバタバタする。
ここで遅ればせながら、知らない方のために解説しておくと、「トロイアの女」はク・ナウカ+韓国の劇団「旅行者」の日韓合作。今年の春に静岡のギリシャ悲劇フェスで上演されたものの再演である。宮城さんと、旅行者のヤンさんが場面を分けてひとつの戯曲を演出する。主役の鈴木陽代さんが日・韓二か国語を駆使し、情念のこもった演技をしたことで話題になった。

「トロイアの女」というのは、原作はエウリピデス、あの「トロイの木馬」によって敗戦したトロイアの国で、身分のある女たちは戦利品として勝利者たちに分配されていく。ある女は陵辱され、ある女は愛児を殺され、ある女は狂女となって連れ去られていく、それを目の当たりにして、嘆き悲しむトロイアの王妃ヘカベの独白と、彼女を取り囲むコロスたちの悲しい歌によって、侵略された国の女たちの悲劇が浮き彫りにされていく物語である。

この作品を中国で開催されるBESETO演劇祭で上演する、と宮城さんに聞いた時、私は少なからず驚いた。侵略された国の女たちの物語、それは簡単に日本の帝国主義とそれにより被害を被った朝鮮の女たちの物語に置き換えられる。政治的な意味をえらく背負った演目になるのではないかと勝手に危惧したりもしたが、宮城さんは涼しい顔をしていたものである。

a0015614_1134532.jpg公演後すぐアフタートークが始まる。主役ヘカベの鈴木さん、カサンドラ役のチェ・クッヒさん、メネラオス役の阿部さん、そして宮城さん、ヤンさんに通訳の加藤さん、ミスBESETO…トライリンガルの李華芸さん。

アフタートークはかなり白熱していた。
観客は老若男女を問わず、とても真剣に見てくれていて、アフタートークの質問も我先にという感じで引きをきらない。やはり、チャーチル、マッカーサー、ルーズベルトに扮するアテナ、ポセイドンのプロロゴス部分(英語で演じられる)に観客の質問は集中した。答えをもとめられた宮城さんは、現在イラクで起きている戦争に言及して説明していたが…うまいなあ。日本、朝鮮、アメリカという特定の三角関係に置き換えず、普遍化して肩すかしを食らわせる。これは観客も、一本とられたというところなのではなかっただろうか?

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海外で公演をする意味を、宮城さんは「新しい観客に出会いたいから」と言っていたが、今回それがとてもよく分かった気がする。
いずれにしても、日本国内だけでの評価を気にしていたらこんなにスケールの大きな作品は創れなかったことだろう、中国の観客にこの作品が熱意をもって受け入れられているのを見ながら、ちょっとした感慨を覚えたのだった。

ash_yamaneco
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by uronna | 2005-11-18 21:34 | ク・ナウカ演出助手日記

復活。


by kawasaki Alice
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