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マハ&メデイア フランスツアー


西巣鴨創造舎にて、マハーバーラタの稽古がつめに入っています。
9月の30日にはフランスへ行きますが。。。あれ、もうあと4日?3日?

一ヶ月のツアー、果たして何があるでしょう。。。
フランスの観客にマハとメデイアの面白さが伝わればいいなぁ。。。
1ヶ月、日本を留守にしますが、よろしくおねがいします☆(笑)
フランスにご友人のいる方は、是非以下の情報を教えてあげてください!

では!


MAHABHARATA in Paris
We will present "MAHABHARATA" in Paris, for the opening of THEATRE CLAUDE LEVI-STRAUSS
affiliated with MUSEE DU QUAI BRANLY.

MAHBHARATA
directed by Satoshi MIIYAGI

Show dates:
5, 6, 7, 8 October 2006

Tickets:
pricing: 21.50 euros
reservation: FNAC


Theatre Information:
THEATRE CLAUDE LEVI-STRAUSS
MUSEE DU QUAI BRANLY
222 rue de l Universite
75343 Paris Cedex 07

MEDEA in Paris
We will present "MEDEA" in Paris for two weeks.

MEDEA
directed by Satoshi MIYAGI

Show dates:
from 18 to 30 October 2006

Tickets:
pricing: 20 - 15 euros
reservation: FNAC

Theatre Information:
CAFE DE LA DANSE
5 passage Louis Philippe
75011 Paris


日本語情報

【演目】ク・ナウカ『マハーバーラタ』
(ケ・ブランリー国立博物館内「クロード・レヴィストロース劇場」柿落公演)

【会場】ケ・ブランリー国立博物館内「クロード・レヴィストロース劇場」(パリ)

【日程】2006年10月
5日(木)20:00
6日(金)20:00
7日(土)20:00
8日(日)17:00

このあと、チュニジアへ
【演目】『王女メデイア』チュニジア公演
【日程】2006年10月12日(木)

場所時間未定(笑)


【演目】『王女メデイア』パリ公演

【劇場】カフェドラダンス

【公演日程】2006年10月
18(水)20:30
19(木)20:30
20(金)20:30
21(土)20:30
22(日)16:00
23(月)20:30
24(火)(☆休演)
25(水)20:30
26(木)20:30
27(金)20:30
28(土)20:30
29(日)16:00
30(月)20:30

ご都合のつく方は是非!会いに来てくださいね!
滞在中のホテルはマハ中は、
メリディアン・モンパルナス
メデイア中は、
エタップホテルだそうです。
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by uronna | 2006-09-27 01:39 | ク・ナウカ演出助手日記

マハーバーラタのみどころ

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 ク・ナウカのマハーバーラタの筋は、マハーバーラタのなかの「ナラ王物語」を原作にしていて、至上の宝石のように美しいダマヤンティー姫を娶ったナラという王様が、そのせいで悪魔に逆恨みされ、賭博に手を出して弟に国を奪われる。そして森をさまよい歩き、いろいろな経験をしながら国と妻を取り返す、というこの上なくシンプルなもの。
 そして、ク・ナウカらしくナラ王物語、といいながら、ダマヤンティー物語になっているのも特徴(笑)。見目麗しきダマヤンティーが、艱難と辛苦を乗り越え夫を捜し歩き、知恵をしぼってついに再会する。
 ダマヤンティーを演じる美加理さんの美しさとかわいらしさ、一人で十人以上の役を演じ分ける阿部さんの語りは言うまでもなく必見必聴だけど、私はコロスの役者の絶妙な動きがとても好きだ。ナラ王に仕える奴隷たちとして賭博のシーンをサポートしてたり、森の木々になったり、峰になったり、聖者になったり、アショーカの木になったり、何役もこなしてその上にちゃんと名前のある役もついているんだから、裏での着替えや上下の移動は大変なことになっているに違いない。
 そして忘れてはいけないのが、演奏隊の存在。マハーバーラタをここまでの作品にしたのは、舞台を彩り、観客の気持ちを昂揚させる、華やかなパーカッション演奏なのだ。客が劇場に入ってくると、すでに定位置に座っている演奏隊が思い思いに楽器を叩いている。オーケストラのチューニングのようなのだが、すでに芝居が始まっているかのような不思議な感覚が観客席を包んでいる。ばらばらだったトーンチャイムがぽーん、ぽーん、と柔らかい音を規則的に響かせ始めると、ズンズン…と低音のジャンベが入り、盛り上がっていく演奏とともに照明が落ち、ナラ王に扮した大高さんが階段の上に現れる。続いて紙でできたゴージャスな十二単を纏う美加理さん。そしてそのあとにコロスたちが続く。その時の横からあたる灯りと演奏のCOOLなことと言ったら…言葉になりやしない!

 これは、祝祭劇。
村芝居であり、そして人間賛歌。
これほど見終わった後に爽快感を覚える作品は、ク・ナウカの作品には珍しい。
しかしながら、宮城さんは、人間の力を信じているからこそ、その力を抑圧することの方に作品作りの重点をおいてきたのだろうし、数々の悲劇があるからこそ、ひとたびの喜劇でこれだけ爆発的なパワーを役者から得て、また客にこれほどに感動を与えることができたのだろう。エポックメイキングな作品である、と思う。
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by uronna | 2006-09-24 01:44 | ク・ナウカ演出助手日記

「しっぽをつかまれた欲望」


利賀演出家コンクール最終決戦。
利賀に着いてすぐ、今年の審査員の講評がまとめられた印刷物を配られる。目を通すと、なるほど、非常にレベルの高い大会で、中でも残った二作品が高い評価を得ていたことがわかる。

今年は出場は見送ったけれど、この大会への気持ちが冷めたわけではない。
利賀の地を踏むと、いつもながら色々考える。
ここはいろんな人にとっていろんな意味のある場所。多くの演劇人の魂が浮遊し、思索にふけるにはうってつけであるが、惜しむらくは来る度ごと忙しくあまりそのような時間がとれぬことだ。
ここにくると亡くなったちー姉さんのことを思い出す、とくに夏、この時期、姉さんが再びここを訪れているような気になる。そしてついこの前、コムエアーの墜落で失われた幼馴染の命への思いも喚起させられざるを得ない。ここは、私にとってもっとも生死の境に近い場所だ。富山で買ってきた花とビールを手向ける。

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感傷に浸る気はないが、自分にとっては必要な儀式をすませ、いよいよ観戦、じゃなかった、観劇。

「しっぽをつかまれた欲望」の会場はリフトシアター。去年現地を見てその命名の理由に笑い、同時に雪山フリークとしては心を動かされずにはいられなかった、廃スキー場の跡地。冗談でスタッフと、「これなら山一個まるごと使うのが正解だよね~」なんて話していたが、去年は自分達は山房での公演で、決勝に残った作品も二作とも特設野外の方だったので、期間中は足を運ぶ機会がなかった。審査員の講評を先に読んでしまったので、会場の使い方そしてラストシーンまで見事にネタバレ状態だったのだが、それでもなんとわくわくしたことか。だいたい、ピカソの戯曲自体わたしは存在を知らなかった。きっと彼の絵そのもののような、不条理だが人の心を掴まずにはおれぬパワーと過激さをもった作品なのだろう、と予測された。

実際、リフトシアターの好きな場所に座れと座布団(新聞紙をポリ袋でくるんだだけのもの、十分。)を渡され、草地に自分の場所を確保して腰を下ろせば、耳に入るは聞いたこともないような蟲々のさざめき。それだけでも恐ろしく効果的に観客を「異化」する。満天の星とはいかなかったけれど、隣にいる仲良しの女優の存在も背景のひとつとしてすでに溶け込んでいる。ともすると、前に寝そべっている鈴木(忠志)さんまで絵の一部だ。
台詞は上演中は全体としての意味を成さないが、断片としては強力な力をもって迫ってくる。ピカソの巨大な絵を見て、それぞれがその断片に自分を見出すのと同じように。ばらばらに迫ってくるそれら「食べもの」たちの蠢動が残した残像が、やがて山の頂点でひとつの焦点を結び、観客が自分がみていた世界をようやく一枚絵として捉えられたのを見計らって、絵の中に生きていた登場人物(食物?)たちは絵を抜け出してどこかに行ってしまうのだ。山の上からクラクションを鳴らしながら疾駆してきた車にとびのって。なんと鮮やかな。

そこには抜け殻になった絵だけが残され、鑑賞者たちは「それでも自分はこの絵が動き出すのを見た」という奇妙な満足感に浸る。高揚感は長い余韻と変わる。

うーん、見事。

別に新しいことをしたから見事なのではない。期待したほどの過激さもなかった。それでも、この空間の使い方と、今何をすることが誰にとっても一番面白いのかを的確に知っている強さ。その上、この演出家、天然に見せかけているが、細部にとても計算だかさを感じたのは私だけか?それが奏功して、どのようなタイプの審査員からも「非」を鳴らされないつくりになっているのには舌を巻く。文句なしの最優秀賞であった、今後の作品が本当に楽しみである。


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by uronna | 2006-09-05 10:42 | 舞台のおはなし

利賀演出家コンクール勝者決まる

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今年は神里雄大氏の『しっぽをつかまれた欲望』が最優秀賞を、『犬神』の長野和文氏が優秀賞をとりました!

かつてない高レベルの競いあいになったという今回大会。選に漏れた作品もとにかく面白いものばかりだったようで、全部を見られなかったのが残念でなりません。でも決勝だけでも観られて良かったです!
二作品の詳しい内容についてはまた後ほど…

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by uronna | 2006-09-03 15:12

復活。


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