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今は昔、栄養映画館

アルレッキーノでご一緒した、羽田氏による二人芝居。
『今は昔、栄養映画館』を観る。

会場は初めて行ったラピュタ阿佐ヶ谷。
ここが映画館の上、21時からという遅めの設定は、映画のレイトショーを見るような気持ちにさせられる。開場を待っていると、博田氏がやってくる。

この芝居は、竹内銃一郎がイヨネスコの作品をもとに書いたもので、今までも多くの役者によって演じられてきたそう。映画賞の受賞レセプションの五分前の監督と助監督のやりとりが軽妙なテンポで描かれている…ようなのだが、どうもその軽妙さがあまり感じられず、結構じっくり覗き込むような感じで見る芝居になっていた。そうすると、そもそも不条理なこの芝居はあんまりその戯曲の良さが表現できないような気がする…。
内容もあまり良くわからず、うまく作品世界に入っていけなかったのが残念。

羽田氏はこの芝居を何度もやっているみたいなので、今度ゆっくり飲みながら内幕を聞いてみたいものです。
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by uronna | 2009-01-23 23:34 | 劇評、書評、映画評

『神神の微笑』

4Rudeの『神神の微笑』。
受付の手伝いに入った、久々のシアターΧです♪

古事記や芥川をモチーフにした、台詞のあまりない芝居。
今までに観た、ドストエフスキー作品よりずっと面白い。
こういうイメージの連鎖による組み立て方は、観客が自分の思考回路にあわせて色々なことを感じることが出来るので私は結構好きだ。これは自分自身の課題でもあるが、観客が「まったくわからない」という感想を抱かないために、もう少し寄らなければいけない部分もあるだろうけれど。

音楽の使い方がもうひとつという感じ。
せっかく、音楽は音楽で素晴らしいのだから、もっと相乗効果を得られるようなコラボレーションの仕方にしてほしかった。美術、とても綺麗。

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出演していた鈴木さんと、静岡から駆けつけてくださった大石さん
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by uronna | 2009-01-23 22:07 | 劇評、書評、映画評

『走れメロス』


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静岡芸術劇場にて、中学生を対象にした芝居『走れメロス』の初日を見てきた。今回はSPACバスが東京から出たので、高校生を一人連れて行くことができた。

今回はたきいさん、布施さん、池田さんの三人が出演、という私たちからしてみると「絶対に観なければ」というような座組である。演出は山の手の安田さん。男前の男優を扱わせたら右に出るもののいない安田さんが、女優で何をしかけてくるのか、そのあたりが楽しみだ。

『走れメロス』をそのままやるのではなく、コラージュのような作品になるのかな、という予想はだいたいついていたのだが、果たして「太宰治の一生」を、愛情をこめて語るような作品に仕上がっていた。どちらかといえば、走れメロスを真正面から扱ったほうが面白かったのではないかと思う。
少々説明の要素が強くて、太宰ファンならば「知ってるよ」太宰嫌いならば「もういいよ」というような反応がかえってきそうだった。そのどちらでもない私は、素直に見ることは出来たのだがやはり、心に引っかかる部分は沢山あった。せっかく女優三人で『メロス』をやる、そのことがもっと見所として前面にでてきてほしかった。

深沢さんの美術は単品としてとても美しかった。

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途中のSAから見えた富士山 :Taken by Marina

せっかくだから富嶽百景ももっと取り入れてくれればよかったな^^
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by uronna | 2009-01-17 13:57 | 劇評、書評、映画評

『花組芝居の夜叉ヶ池』

高校での部活を見た後、高校生達をつれて青山円形劇場まで行ってきました。

花組芝居の代表作、『夜叉ヶ池』です。加納さんの姫が見たくて、そっちの座組を予約しましたが、予約のときに高校生にメールして『見たい?』ときいたら、3人ほど希望者が居ました。

青山円形は前にも書いたけれど、思い出の劇場だから。
来る度に嬉しいような切ないような気分になる。

入り口に立っている懐かしい顔をちらりと見て、小娘だった私を覚えているはずもないのでそのまま通り過ぎる。また、この劇場で舞台をやりたいなぁ…、と思いながら。


内容は、想像通り。
特に奇を衒うことはなく、スタンダードに『夜叉ヶ池』の面白いところはより面白く、深いところはしっかりと汲み取ってカタイ創り方をしている。
印象に残るのは白雪と、鯉七かな。
やっぱり加納さんは華がある。顔がデカくてもそれは綺麗なおひいさまでした。

高校生達の感想は「夜叉ヶ池」がこんなに面白くなるなんて!でした(笑)。
まぁ、ある意味対極的だからなぁ。。。
これで、たぶん、またやりたいとかいうことになるんだろうなぁ。
再演ということになったら、今度は沢山遊ばせてあげたいけどね。
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by uronna | 2009-01-15 23:44 | 劇評、書評、映画評

幸福な王子

年が明けてからだいぶ、更新が滞ってしまいました。
いつものことですが、すみません。

さて、年明け一発目の観劇は、同じ劇団の大道無門氏の一人芝居、ワイルドの『幸福な王子』です。会場は東中野RAFT。阿部さんがよく使う会場です。


まず、会場がすごく暑くなっていて、『演出の都合上暑くなっています』とアナウンスがあるのだけれどもそれがほんとうに必然なのかがよくわからなかった。開演中、暑いせいで気が遠くなっている人もちらほら見かけた。

一人芝居というものは、テンポがとても重要なんだと思う。
役者ひとりが、どれだけ観客の注目をひきつけておけるか、そこが何より勝負だろう。
演出がすることっていうのは、役者がそのテンポをコントロールできているかを確認する
ことなのかもしれない。


いろんな意味で身体をはった芝居でした。
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by uronna | 2009-01-04 23:38 | 劇評、書評、映画評

復活。


by kawasaki Alice
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