ソラソバ学習帳

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夜叉ヶ池@SPAC

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今年のは、面白かったなあ!
細かい転調がすべて奏功してた気がする!!
こういう作品見ると、やっぱり舞台やってて良かったって思う。

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子供たちに大人気の晃さん♪
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by uronna | 2009-10-24 22:41 | 舞台のおはなし

涙の行方…『生きたい』と願っていた君へ。


また、あの悪魔のような病が私の大切な人間を奪っていった。


少しでも油断すると、奴は容赦なく地獄の大鎌を振り下ろす。
相手がまだこの世での楽しみを半分も知らぬ年齢であっても。
そして、その鋭い切っ先は周囲の人間にも生々しい切り傷を残していくのだ。


憎むべきその病の名は、鬱。


やりきれない。


欝は、癌と同じように現代医学の追いつけない致死率の高い病。
片方は細胞を蝕み、
もう片方は脳(MIND)を蝕む、ただそれだけの違い。

けれど後者はMINDをコントロールして、本人の手で望んでもいない『死』を呼び込ませる。自らが握ったナイフの殺傷力といえば他のどんなアサシンのものよりも本人の身体に近いのだからこの上なく高いといえる。解離性の障碍にまで病が進行している場合、本人はおそらく無自覚的にその生を絶たれてしまうのだ。永遠に。


「もっとしてあげられることがあったんじゃないか」
周囲の人間が苛まれる罪悪感。
勘違いしてはいけない。これは病によってもたらされた死であり、本人は病と闘った末に力尽きたのだ。
彼女が一番愛していた人間にもとめられないものを、他の誰が阻止できよう?

それでも、ケアがたりなかったのではないか、と思うのは悼むための温かい涙を持つ人間の習性。
悼むのはよい。
けれど、自分を責めてはいけない。




『生きてたっていいんだよ』

『どうか、どうか、生きさせて』

彼女は自身のブログで綴っていた。
何度も、何度も。

自分の命を奪おうとする病に懇願するように…。





彼女のブログはまるでサラ・ケインの戯曲と見紛うばかりの記述で埋められていた。
処方された薬の数々、記憶の喪失に対する恐怖感。
憧れている異性への思慕。明晰になれる時間を選んで書く、真剣なコラム。

―最近のエントリはなかった。

―自分にメールが来なくなった頃と時期を同じくしている。

…しかし、何が出来たというのだろう?
この無限に見えるの無力感に我々がとらわれることを、彼女は望んでいない。絶対に。
他人に向けて死を思いとどまるように呼びかける文章すら書いていた彼女だもの。


彼女は結局『サイコシス』を読まぬまま逝ってしまった。
渡さなかったのは正しかったのか間違っていたのか、いまではもう知る由もない。


この病に対する「憤り」が私の涙を押しとどめてしまった。
出所をうしなった涙はどこへ蓄積されるのだろう?

願わくは、夢であなたに会えたときのためにとっておきたい。
今年こそは舞台に立つという約束を守りに、あなたは出てきてくれるはず。


あなたに会いたい、
肩を抱いて、
Good Jobっていいたいよ。
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by uronna | 2009-10-23 02:59 | 学校生活

私たち死んだものが目覚めたら

アトリエ春風舎にて。

削ぎ落とした舞台に過剰な声量の台詞が意外と心地よく響く。

様式的イプセンは、実は好きな部類なのである。

そして今日はアフタートークあり。
キーワードは「芸術家」。
質疑応答もなかなか面白く、満腹。


本編とアフタートークを聴いていたら、ついつい『ボルヘスとわたし』を思い出してしまった。
帰ってから本棚をごそごそ。

あった。

(前略)
彼がそこばくの優れた作品を書いたというのは、わたしにとっても何の苦もないことだが、
しかしそれらの作品はわたしの救いにはならないだろう。おそらくその理由は、
優れたものはもはや誰のものでもない、もう一人の男のものでさえなくて、
言語もしくは伝統に属するからだ。それに、わたしはいずれこの世から決定的に姿を消す
運命にあり、わたしの生のある瞬間だけがもう一人の男のなかで生き永らえるにすぎないのだ。
(中略)
わたしは彼の書物のなかよりもむしろ、他の多くの書物や懸命なギターの音のなかに、
わたし自身の姿を認める。わたしが彼から逃れようと努め、場末の神話から時間や無限との
演戯へと身を移してから既に久しい。しかし、それらの演戯も今やボルヘスのものとなり、
わたしはどうやら別種の工夫をしなければならなくなったようだ。つまり、わたしの生はフーガなのだ。
わたしは一切を失う。そしてその一切が忘却のものに、つまりもう一人の男のものになるのだ。

この文章を書いたのは、果たして両者のうちのどちらであったのか。

(鼓直訳)


とにかく一見の価値あり!!

みんな是非見に行ってくれ~!!
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by uronna | 2009-10-14 02:59 | 舞台のおはなし

ドンファン


ある晴れた連休のなかび。
帰りは凡そ五時間の渋滞に巻き込まれぬ。
嗚呼災厄なり、疲労せり。

けれども内容の濃い芝居は印象愈々強く
心に一条のひかり注ぎていまだ衰えぬ。


わが身に生ずる羨望の念は何れに向けられしものかは。
離れ身の今宵は遠きにありて声むなしく木霊す。

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ゆひのはまになごみて積雲とほく、

鴎の如き連れの装いが目に染む。


ふしのみねは冠雪微々しく

我に為すべきことを尋ねつつ

冬の到来を鎮まり待たるる。
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by uronna | 2009-10-12 01:20 | 舞台のおはなし

☆NOW ON AIR ☆    公演の情報と、稽古場日記。ソラソバティと県川演劇部の奮闘のきろく。
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