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ソラソバ学習帳

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平泉にての物語

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ASHです。
昨日は1日かけて、奥州は平泉まで行ってきました。
次回作の取材旅行…とかいうとカッコイイですが、まだそこまでのものではなく。いつもお世話になっている川崎ファクトリーの渡辺さんに連れて行っていただきました。本当にいつも有り難うございます!
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by uronna | 2010-10-15 18:32

"Japan the beautiful and myself"

高校生による『踊り子』も稽古が進んできました。
全編ビバルディの楽曲に彩られた文豪の夜明け前の一作。
以下は、ノーベル賞受賞スピーチ『美しい日本の私』の冒頭です。

春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえて 冷しかりけり

道元禅師(1200-1253)の「本来ノ面目」と題するこの歌と、

雲を出でて 我に伴ふ 冬の月
風や身に染む 雪やつめたき

明恵上人(1173-1232)のこの歌とを、私は揮毫を求められた折に書くことがあります。
明恵のこの歌tには、歌物語といえるほどの、長く詳しい詞書があって、歌のこころを明らかにしています。



元仁元年(1224)十二月十二日の夜、天くもり月くらきに花宮殿に入りて座禅す。やうやく中夜にいたりて、出観の後、峰の房より下房へ帰る時、月雲間より出でて、光雪にかがやく。狼の谷に吼ゆるも、月を友として、いと恐ろしからず。下房に入りて後、また立ちいでたれば、月また曇りにけり。かくしつつ後夜の鐘の音聴こゆれば、また峰の房へのぼるに、月もまた雲より出でて道を送る。峰にいたりて禅堂に入らんとする時、月また雲を追い来て、向ふの峰にかくれんとするよそほひ、人しれず月の我にともなふかと見ゆれば、

この歌。それにつづけて
山の端に傾ぶくを見おきて峰の禅堂にいたる時、

山の端に われも入りなむ 月も入れ
夜な夜なごとに また友とせむ

明恵は禅堂に夜通しこもっていたか、あるひは夜明け前にまた禅堂に入ったかして、

禅観のひまに眼を開けば、有明の月の光、窓の前にさしたり。我が身は暗きところにて見やりたれば、澄める心、つきの光に紛るる心地すれば、

隈もなく 澄める心の 輝けば
わが光とや 月思うらむ

西行を桜の詩人というところがあるのに対して、明恵を「月の歌人」と呼ぶ日ともあるほどで、

あかあかや あかあかあかや あかあかや
あかやあかあか あかあかや月

と、ただ感動の声をそのまま連らねた歌があったりしますが、夜半から暁までの「冬の月」の三首にしても、「歌を詠むとも実に歌とも思はず」(西行の言)の趣で、素直、純真、月に話しかける言葉そのままの三十一文字で、いわゆる「月を友とする」よりも月に親しく、月を見る我が月になり、我に見られる月が我になり、自然に没入、自然と合一しています。暁前の暗い禅堂に座って思索する僧の「澄める心」の光を、有明の月は月自身の光と思うだろうという風であります。

「我にともなふ月」の歌も、長い詞書きに明らかのやうに、明恵が山の禅堂に入って、宗教、哲学の思索をする心と、月が微妙に相応じ相交わるのを歌っているのですが、私がこれを借りて揮毫しますのは、まことに心やさしい、思ひやりの歌とも受け取れるからであります。雲に入ったり雲を出たりして、禅堂に行き帰りする我の足もとを明るくしてくれ、狼の吼え声もこはいと感じさせないでくれる「冬の月」よ、風が身にしみないか、雪が冷たくないか。私はこれを自然、そして人間にたいする、あたたかく、深い、こまやかな思ひやりの歌として、しみじみとやさしい日本人の心の歌として、人に書いてあげています。

***

この間大阪でたまたま川端康成の自筆の揮毫を見たけれど、
すごい手蹟でした。
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by uronna | 2010-10-12 15:28 | その他のおしゃべり

秋の一行レビュー♪


最近はどっちにしてもツイッターで拡散されるから、一行レビューにしようかな。
批評家ではないので、独断と偏見で書くなら一行くらいにしておけよってことで。(いいわけ)


『死の棘』
@桜美林大学プルヌスホール
鐘下さん演出

白を基調にした舞台装置と照明が美しい。主役二人の存在感が◎。

『旅とあいつとお姫様』
@座高円寺 
テレーサ・ルドヴィコ演出

美加理さんイチオシ作品。音、俳優、空間、すべてに大満足の傑作。表現のスマートさに学ぶところ多し!

『令嬢ジュリー』
@静岡芸術劇場
F・フィスバック演出

濃密な閉塞感。感情のドラマであるはずなのだが…、一番響いたのは阿部さんの抒情的語り台詞。
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by uronna | 2010-10-11 00:42 | 劇評、書評、映画評

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