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5分でふたつぶ。

a0015614_15824.jpg6月14日(月)
マイミストの沢のえみさんが来校。

沢さんとは、去年弘前でもお会いしている。弘前劇場の「季節のはざま」で猫の役をやった、あの人だ。舞台上に立つ身体に必要なものについて、非常に合理的且つわかりやすく教えてくれる。ちなみに「マイム」にあたる日本語は「無言劇」。パントマイムとマイムは違う。

ひととおり身体のデッサンをして、あっという間に二時間が過ぎる。
最後に、長谷川先生のリクエストで沢さんによる「人間の一生」という作品を見せてもらった。かのマルセル・マルソー直伝。こういう機会でもなければめったに観ることはできない逸品である。

バッハの「G線上のアリア」にのせて、両腕の上に頭をのせて赤ん坊のように眠っていた沢さんがゆっくりと「歩き」始めた。同じ場所で足を前後に動かしているだけなのに歩いているように見える。子供が歩みを始めたかのように覚束無かった足取りは、いつしかしっかりと大地を踏み締めて闊歩する青年のものになる。やがて片手を誰かにとられたかのようにしっかり握る。生涯の伴侶に出会ったのだ、喜びの表情がみつめる両腕の中には生まれたばかりの赤ちゃん。その子がやがて大きくなっていくのを静かに見守り歩き続ける。成長した子供との別れ、そして杖を握る手にも力がなくなっていき、両腕の上に頭をのせて永い眠りにつく。

たった5分。終わると同時に涙がふたつぶこぼれた。
最近、舞台を見てもあまり感動できなくなっていたが、5分でふたつぶ。
人間の一生をみた。
私は今日という日をずっと忘れないだろう。ひとの一生はこういうものなのだ。おおまかにいってしまえばこういうものなのだ。5分に短縮したら切り取られてしまう些末な部分を、わたしはこれからずっと書いていくのだ。その覚悟が出来た。もう迷わない。
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by uronna | 2004-06-15 01:59 | 舞台のおはなし

しばらくおやすみ

a0015614_11231.jpgウロンナフォークスのブログを見ていて下さったみなさまへ。
有難うございました。
このカテゴリはしばらくオヤスミにします。
カテゴリ自体は残しておくので、D.I.G.のことを思い出したくなったらこちらへアクセスして下さい。
代わりに、演出家Ashleycatによる胡乱なカテゴリが登場してますので、ウロンナファンのみなさんは引き続きEternal bananaでお楽しみ下さいね♪
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by uronna | 2004-06-15 01:09 | 稽古場日記

奥の細道

a0015614_15611.jpg5月29日(土)
次回作の構想、という名目で(名目なんて実はいらんのだが)仙台に行って参りました。単なる思いつきです。杜の都、そういえば振付の杜宮ちゃんの故郷も仙台。そうか、この芸名はそこからきているのかな?などとスーパーひたちの車内で考えているうちに、仙台に着いた。

東北一の都会と言われる仙台は、本当に都会だった。
海が近く、山々も田園もある、なんて理想的な土地なんだろう。
牛タン、笹かまぼこ、ずんだもち、萩の月、一の蔵。食べ物も酒もうまい。

青葉城址にて、有名な政宗像にお目見え。ここからは仙台のまちが見下ろせる。隣には東北大の巨大なキャンパス、すれ違う学生はみな実直そうで、芸大生とは大分雰囲気が違う。

塩竈、松島、白石と足跡を残し、日曜に取手に帰って来た。
インスピレーションが湧いたかどうかは、、、不明。
まあ、徐々に、ね。
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by uronna | 2004-06-02 01:57

復活。


by kawasaki Alice
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